中学は、普通の区立中で、面白くもなにもなかったが、唯一面白かったのが、夏休みにやった「サマースクール」だった。
中一の時は、1960年なので、60年安保の反省の「帰郷運動」だったのかもしれないが、20くらいのプログラムを大学生が作って、われわれが自由に参加したのだ。
1年の時は、パズルのグループで、2年の時は、短編映画を見る会だったと思う。
3年はなかったのか、それとも高校受験に専念せよ、というものだったかは、わからないが私は参加していない。
1年のパズルというのは、当時私は、「パズル」が好きだったので、入ったのだと思う。
担当の大学生の方は、大変にまじめな人で、生意気にも私が変な問題を出したら、彼は答えられず、その日以後は、パズルを出し合って考えるのはあまりやらなくなった。
なにをやったかと言えば、トランプばかりだった。
なぜそんなことを憶えているかと言えば、トランプをやっている写真があるからである。
2年のときの短編映画を見る会では、『近代造船』という映画を見たことを憶えている。
石川島重工業が作ったPR映画だが、結構いい出来のだったと思う。
当時から、ドキュメンタリー映画が好きだったのだなと思う。