以前、私が勤務した横浜市会事務局は、今から考えれば大変にオープンな職場だった。
市会議員に会うという人が多くいることから、日々、市会棟には、さまざまな人が入ってきていた。
中には、議員控室のみならず、1階の事務室に来る人も多かった。
物売りの人も多く、印鑑や印刷物の注文、飲み物売り、昼休みには生命保険の外交の女性など、毎日いろんな方が来た。
今は、ほとんどが禁止されていて、それでもなぜかヤクルトだけは出入り知ると聞いていたが、現在はどうだろうか。
こうした商売人とは別に、来て「演説」をする人も色々といた。
中に、「カリマス」とよばれるおじさんがいた。
演説の中身は、当時の飛鳥田市長の施策のことで、概ね賛成のようだが、個々に反対もあるようで、その詳細を演説されるのだ。
そして、ときどき「カリマス・・・」が挿入されるのである。
もちろん、カリスマの間違いだが、かならず繰り替えされるのである。
当時、かなりご高齢だったので、今はどうされているだろうか、と思った。