今朝の朝日新聞に元東大の吉見俊哉先生の、横浜へのご意見が載っていた。
やはり、「実態はご存じないんだなあ」というのが、私の感想で、有名人のみが記述されている。
ここで私の感想を述べることはできないが、一つだけ言っておけば、
みなとみらい計画も、実は飛鳥田市長の時代は、あまり進捗しなかった。
当時、飛鳥田市長は日本社会党であり、現在よりもはるかに自民党と社会党の対立が激しく、中央の省庁も、それを反映して横浜市の計画に協力してくれなかったからだ。
その後、飛鳥田一男氏が、成田知己社会党委員長の要請を受けて、日本社会党の委員長になり、市長選挙で元自治省事務次官の細郷道一氏が、市長になった。
細郷氏は、民社党と自民党の支持で市長選挙に当選したが、非常に公正な方で、飛鳥田市長時代の「6大事業」等の主要施策を、ほとんど忠実に実行された。
その意味で、細郷道一氏の業績は、今日高く評価されて良いと私は思っている。
細郷氏の急死で市長になられた高秀秀信氏には、高い理想も思想もなかったが、彼も飛鳥田、細郷市長が作った路線を受け継いだ。ただ、建設省の土木官僚だったので、高邁な志はなかったのは残念だったが、バブル時代に過大な投資をしなかったことは幸いだったと思う。
次の中田宏氏については、語るべき言葉がない。
1期目は、まあまあだったが、2期目は、偏差値の低さをものの見事にあらわしたと言える。
その「開国150周年博覧会」のひどさは、今後に大阪がやるという万国博の無意味さにつながっているが、それに気づいていないのが、日本維新の会のレベルの低さである。