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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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ハリー・べラフォンテ死去、96歳

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『バナバ・ボート』で有名な歌手のべラフォンテが亡くなったが、音楽評論家の中村とうようさんが、最初にレコードの解説を書いたのが、このべラフォンテのライブアルバムだったそうだ。 「神棚に上げておかなくてはいけないんだ」とも言っていた。   そして、彼が来日したとき、その司会をしたが、 彼は「公演の収益を、日本で民族音楽を研究している団体に寄付したい」というので、東洋音楽学会に行き、寄付した。 当時、東洋音楽学会の会長は、『茶っ切り節』の作詞者の町田嘉章さんで、昔からの民謡ではなくて、これは静岡電鉄のCMソングなのである。                  町田さんは、全国各地を携帯録音機を担いで歩き、民謡を録音したのだそうだ。 携帯録音機とは、今の携帯電話機のように小さなものではなく、大変に大きなもので、肩から下げて担いで使ったものである。 写真のは、テープレコーダーではなく、SPレコードによる録音機だと思われる。 1960年代までは、すべてレコードによる携帯録音で、アフリカなどの録音も、全部これだったと思われ、実に大変なものだったのである。

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