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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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高橋さんのこと

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今回出した『ウォーマッド横浜・歴史から消えたビッグ・フェステイバル』では、パシフィコ横浜の人についても書いた。

本当は、もっと面白いこともあったのだが、他人への批判となる可能性もあるので止した。

もう一つ書いたのは、社内の部長以上に人にしたが、課長で一番にお世話になったのは、上司の営業課長の高橋利夫さんである。

                                             

彼は、私とまったく同学年で、JTBから出向してきたが、都立桜町高校から東大文学部に入られた方だった。

非常に優秀で、面白い人で、私は「コンベンションの営業」を教えてもらったのだ。

彼は、JTBでは、国際旅行にいた方で、世界中に添乗員として旅行されていた。

いろいろと聞いたが、一番すごかったのは、イスラエルに行った時のことで、山本七平先生とアラブの遺跡を辿る旅だった。途中で道に迷い、戦場に入ってしまい、兵隊たちに助けられたなど、

「本当にですか」と聞いたものだ。

高橋さんに助けられたことの一つに、「営業は、自社の良いところを説明するものだが、結局決めるのは相手で、われわれではない」とのことで、負けても仕方がないとのことだった。

なにかの国際会議で、京都の国際会館に敗れたときのことだったと思う。

 


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