テレビで、「聟社長」が優れていることが特集されていたが、実は日本の江戸時代、富家の跡継ぎは婿が多かったのだ。
それは、歌舞伎をみれば分かる。
大きな商店等でも、次代は、息子ではなく、優秀な手代、番頭の中から婿を選んで、娘と結婚させるのだ。
男の子がいる場合は、家を継がせるのではなく、別の家に行かせて結婚させて、別の新たな関係を増やすのだ。
ある意味で、日本は弥生時代から「母系社会」で、それが江戸時代まで続いていたのだ。
男系相続だったのは、一部の武家だけだったのである。
日本の社会が、男性優位の社会になったのは、明治以降のことで、それは下級武士の出だった明治維新の元勲連中が連中が、上級武士のやり方を憧れて真似たからだと言われている。
多分、そうだと思う。