ウクライナへのロシアの攻撃は、依然と続いていて、ロシアへの国際的な批難は高まるばかりだ。
さて、この問題で、一つだけ良いことがあった。
それは、中国の台湾への攻撃が不可能になっただろう。
1950年代に、中国は「台湾解放」を掲げて、金門、馬祖島へのミサイル攻撃を繰り返した。
だが、大したことにはならず、台湾は依然として台湾である。
今回のウクライナへのロシア攻撃は、当初予想された数週間でウクライナ全土が占領されることにはならなかった。
その結果、現在ではむしろウクライナが反撃に出ているようだ。
中国の習近平主席は、台湾解放を依然として掲げているが、陸続きのウクライナ・ロシアと異なり、台湾海峡のある台湾への攻撃は、不可能というしかないだろう。
もし、本当にやるとすれば、まず数年間空襲などをして、台湾を疲弊させた後に、上陸攻撃するしかないだろう。
どう考えても到底無理と言うしかない。
それなりに懸命な中国共産党は、台湾攻撃の不可能性を知ったに違いないと思う。