放送大学の231チャンネルで、映画『シェーン』が放映された。
これは有名な西部劇で、私は川崎のどこかの映画館で見たが、あまり感心しなかった。
『シェーン』と言えば、むしろ雪村いずみの『遙かなる山の呼び声』で、これは大ヒット曲だった。
筋は、西部の農家にシェーンがやってくるところから始まる。
農場主は、ジョー・スターレットで、息子のジョーイと妻マリアンと暮らしている。
彼は、農地を柵で囲い、中で小麦を作り、牛を育てて行くことを目指している。
言わば酪農的な農業を目指しているわけだ。10軒くらいの農家が一緒に村で生活しているが、そこに元牧畜業者のライカー一味がやって来て、出ていけと脅す。
彼曰く、先住民や荒くれ者と戦ってこの地を作ったのは、われわれだと。
宮本先生によれば、このスターレツトらは、リンカーンが作った「ホームステッド法」で入って来た新参者であり、元からいたライカーと対立している。
そこに拳銃使いのウィルソン(ジャック・パランス)が現れ、一人の農民は町の店で射殺されてしまう。
スターレットに呼び出しがくると、シェーンは、自分が行くというスターレットに言う。
「お前では役不足だ」と。
これは、明かな間違いなであり、ここは「役者が不足」と言うのが正しいのだ。
あるいは、「お前じゃ無理だ」と言うべきなのだ。
町の店で、シェーンは一味全員を射殺して去る。
ジョーは叫ぶ、「シェーン、カムバック!」