先日、沖ノ鳥島での桟橋設置工事で死者が出た。
亡くなれた方の会社を見ると、深田サルベージ、五洋建設等だったが、これは横浜の関係企業である。
深田サルベージの港湾工事用の大型クレーンは、いつも山下公園前に係留されているし、五洋建設は横浜発祥の企業である。
五洋は元は、水野組と言い、幕末、明治時代から横浜で港湾の埋立工事等をやって来た。
確か、本牧あたりが発祥だと思う。
俗に港湾関係の建設会社をマリコンと言うが、まさに日本のマリン・コンストラクション・カンパニーの代表の一つである。
世界的な会社で、1970年代にはスエズ運河の浚渫工事もやったはずだ。
浚渫と埋立は反対の行為だが、実は工事は同様の企業が手がけるもののようだ。
今回の事故で亡くなられた方のご冥福を心からお祈りしたい。