総選挙も近づいているようだが、私がある区で出会った例について書く。
当時は、福祉課長をやっていて、まだ介護保険実施前で、介護の必要な対象者へは、特養入所かヘルパー派遣だった。
そして、ヘルパーについては、民間法人の他、役所内に公的ヘルパーがいて、困難ケースを担当していた。
その担当の一人に、高齢の単身女性がいて、心身に問題のある人で、大体は病院に入院していた。
ところが、ある日その人が、病院から退院してきたので、私はケースワーカーに聞いた。
「こんな人を退院させて平気なのか」
ワーカーは言った、「選挙なので、学会員が世話してくれるんですよ」
統一地方選挙の直前で、選挙当日までの数週間、学会員が交代でアパートに来て、家事その他をしてくれるんです。
そして、投票当日は一緒に行くのとのことだった。
彼女が入院していた病院は、大きかったので、「病院投票」もあるのだが、そんなものは利用しないのだ。
「ずっと選挙をやっていれば、公的援助は必要ないね」と思ったものだ。
このような凄さは、公明党・創価学会しか出来ない。