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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『サマー・オブ・ソウル』

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1969年夏、ニューヨークのハーレムで音楽フェステイバルが行われた。

当時のアメリカは、ベトナム戦争中で、国内では公民権運動が盛んで、それに対する反対も強く、前年の1968年には、キング牧師、ロバート・ケネディが暗殺されている。

このハーレムの公園をしようしてでのイベントの開催については、当時ニューヨーク市長で、共和党だがリベラル派のジョン・リンゼイ氏の理解があったのだろうと思う。

さて、最初は、ステービー・ワンダー、マヘリア・ジャクソン、エドイン・ホーキンズシンガーやフィフス・デイメンション、ハービー・マンやグラディスナイト&ヒップス。

いずれも当時大ヒットを飛ばしていたグループである。

モンゴ・サンタマリアとレイ・バレットのサルサ勢、最後はニーナ・シモン。

彼女は、ジャズのシリアスな歌手として紹介されていたが、こんなに弾けたライブをやっていたとは驚く。

これは、かのウッドストックとほぼ同時期に行われたのだが、ほとんど知られていなかったフェスティバルが紹介されたのは、意義深いことだ。

私も、1991年9月に行われた「ウォーマッド横浜」について書いているのだが、大変に励まされる作品だった。

Tジョイ横浜


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