「私はブレない」
これは、菅義偉氏のスローガンで、2005年の郵政選挙の時には、ポスターとして貼ってあった。
今は、「国民のために働く」で、これは「一部の国民のために働く」だろうとされている。
さて、今回の横浜市長選挙だが、菅義偉首相は、ブレにブレたと言える。
これで、勝てるわけがない。
カジノについて白紙・中立で3選目を果たした林文子市長を2年前にカジノ賛成に翻意させた。
だが、それ以降なにをしていたのだろうか、次期市長候補について。
多分、一番の候補は、中区の松本純衆議院議員だったと思う。だが、「コロナ会食」で駄目になってしまった。三原じゅん子参議院議員だったという説もあるが、ヤンキーネエチャンデは、いくら何でもとこれも駄目になる。
そうこうしている内に、林文子市長を支持しないとしたが、彼女は出ることになってしまう。
そして、なぜか小此木八郎議員が、市長選に出るとなった。
オリンピックが始まるときに、警察の長である国家公安委員長が職を辞するのはひどいと思うが。
さらに驚くことに、小此木氏は、カジノ反対を言う。これは、立憲民主党らが、言ってくるだろう、カジノ反対を無意味にする作戦だったはずだが、意味不明で、「当選したら、前言を林文子市長のように翻すのでは」と思われてしまう。
そして、驚くことに、自民党横浜市連は、自由投票にする。もちろん、多数は小此木支持だが、林文子市長支持者も多かったようだ。
昨日、BSTBSの「報道1930」を見たら、南区の渋谷健議員が林文子市長を応援している姿が出ていた。
渋谷議員は、菅義偉氏が国に出た後に、南区から出た議員で、当然に菅派と思われていた人である。
「私は、ブレない」どころか、めちゃくちゃである。
無原則、無節操が自民党の代名詞だとしても、あんまりである。
これで、自民党が勝つわけがないと思う。
「報道1930」で、朝日新聞の秋山記者と神奈川新聞の有吉記者は、9月12日と17日の間で、解散総選挙をやる可能性はあると言っていた。
本当かねと思うが、小泉純一郎が、参議院で「郵政関連法案」が否決されると、衆議院を解散したように、ないわけではないと思う。
ただ、これには自民党はともかく、公明党が賛成しないだろうと思うが。