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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『墓石と決闘』

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昨日の午前中は、横浜市長選挙の投票日だったので、会場の小学校に行くと、道路近くまで列が出来ている。こんなことは初めてで、相当に投票率は高いなと思う。

午後は、テレビで野球を見る。横浜は、4-1でリードしていたが、中田の2ランとウィラーのホームランで同点になる。これは、原監督の望みどおりだが、これは巨人をまた堕落させるなと思う。今年は、原は、松原、若林らを使いスモールベースボールでなんとか勝ってきたが、もう嫌になっているのではないだろうか。巨人らしく、ホームランで楽に勝つ、という風にしたいのだなと思う。それを、他球団からトレードした選手・中田で実現するのは、長嶋病である。長打で勝つというのは、ヤクルトの方が上で、山田、村上の長打力は本物で、この二人はオリンピックでも真剣に戦い勝ったので、今年は非常に強いと思える。阪神は、秋山の頑張りで勝ったので、OK。

 

8時過ぎに予想どおり、山中氏が当確となる。これは、IRの問題と言うより、菅義偉内閣を支持するか否かの問題だと思う。

 

                

その後は、『墓石と決闘』を見る。これについては、2008年に以下のように書いている。ジョン・フォードの名作『荒野の決闘』で描かれた、保安官ワイアット・アープらとクラントン一家のOK牧場での決闘と、その後を描くもの。ワイアット・アープは、ジェ-ムス・ガーナーで、ドグ・ホリディは、最近なくなったジェーソン・ロバーツという渋い配役。監督は、『OK牧場の決闘』も作ったジョン・スタージェス。
タイトルに、「この作品は事実に基づく」というように、この作品が史実には最も近く、ジョン・フォード作品は、一番史実とは違っているのだそうだ。一番大きな間違いは、『荒野の決闘』では、ドグ・ホリディが死ぬが、本当は死なず結核で死んだようだが、これも『墓石と決闘』が正しく描いている。
最後、結核療養所に入所しているドグ・ホリディにアープが会いに来るシーンがとても良い。ドグは、相変わらず職員を相手にイカサマ博打をしている。そこに、出世したアープがやってくる。
そして、別れ。二人の友情に泣ける場面である。この映画を最初に見たのは、今はもうない大塚名画座だった。大塚駅近くのビルの中にあった映画館で、なかなかいい作品をやっていた。

さて、この映画が大好きだったのが、4年前に自死した山本亮で、よく話したものだ。

彼は、この最後のシーンが好きで、出世したアープとすぐに亡くなろうであろうドグとの別れが素晴らしいと言っていた。

その彼も亡くなってしまった。

このジェーソン・ロバーツも、ジェームス・ガーナーも亡くなっている。

音楽と映像が非常に良いとあらためて思う。

 

 

 


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