1970年の日活映画、漫画のヒットから作られたものだが、笑えるシーンがどこにもない。
製作は、日東プロダクションとピロ企画になっていて、日東は監督の丹野雄二の会社だと思う。
聖ハレンチ学園というのがあり、校長は上田吉次郎、教師は小松方正、由利徹、大泉滉、藤村俊二らなど。
生徒は、雷門ケンボウ、児島みゆきなどで、その他大勢の児童劇団の男女。
スカートめくりが最大の見物なのだから非常に苦しい。
そこに新任の女教師として来るのが、うつみミドリなのだから、さらに泣けてくる。
旅行に行くが、ピロの宣伝バスを乗っ取って、伊豆の船原温泉ホテルに行く。
この辺は、全部宣伝費を取っていると思えるが、当時日活の総務には、タイアップを取る担当がいたとのこと。
ホテルの温泉では、唯一女性との裸が乱舞するが、それが唯一の売物だろう。
実は、これには大学の映研の友人がアリバイとの助監督で参加し、あまりだとのことで辞めたそうだが、私でもそうしただろうと思う。
しかし、ヒットしたので3本も作られていて、監督の丹野雄二は、テレビに行き、『日本昔はなし』を当てる。商売人なのだと思う。
今は、妻だった女優の稲垣美穂子が代表をしているようだ。
チャンネルNECO