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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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蜷川幸雄は、殺陣は下手か

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『大忠臣蔵』の昨日は、「討ち入り・2」で、本所吉良邸での赤穂浪士と吉良側との殺陣が展開された。ここには、間十次郎の蜷川幸雄も出ていたが、殺陣の後ろでうろうろするだけ。彼は、東映にも出ていたが、殺陣は苦手だったのだろう。千坂兵部の手下の女忍者として、上月昇が出ていて、彼女は殺陣をするが、結構様になっている。殺陣は、日本舞踊と同じだそうなので、その性で彼女は上手いのか。
だが、蜷川は大きな役割を演じていて、吉良を見つけた際に、呼び子笛を吹き、討ち入り成功後の、浪士の泉岳寺への行進では、吉良のみ印を槍に刺して掲げる役を演じている。
                    この1971年は、まだ東宝での『ロミオとジュリエット』を演出する前なのだが、一応現代人劇場での演出をやっていたので、他の俳優とは違う別格だったのだろうか。

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