『赤づきんちゃん気をつけて』に続く、庄司薫原作の二本目。あまり上映されない作品で、今回初めて見た。主人公の薫は、先日亡くなられた岡田祐介、相手役の由美は、公募で選ばれた本田みちこ。
脚本の桂千穂によれば、これは少女の持つ怖さで、それに右往左往する男の話だそうだ。本田は、少女の持つ残酷さを持っているが、そこに女の恐怖の元祖のような加賀まり子が出てくる。すべては、加賀に持っていかれるので、作品としては変わった青春映画になる。加賀の祖父で、凄いディレッタントの小沢老人が出てくるが、誰のことなのだろうか。姿は、見せず。最後、小沢老人は死に、薫の春休みも終わる。朝比奈逸人、広瀬昌介ら当時の小劇場の俳優が出ている。監督の渡辺邦彦は、言うまでもなく『明治天皇と日露大戦争』の監督渡辺邦男の息子である。
脚本の桂千穂によれば、これは少女の持つ怖さで、それに右往左往する男の話だそうだ。本田は、少女の持つ残酷さを持っているが、そこに女の恐怖の元祖のような加賀まり子が出てくる。すべては、加賀に持っていかれるので、作品としては変わった青春映画になる。加賀の祖父で、凄いディレッタントの小沢老人が出てくるが、誰のことなのだろうか。姿は、見せず。最後、小沢老人は死に、薫の春休みも終わる。朝比奈逸人、広瀬昌介ら当時の小劇場の俳優が出ている。監督の渡辺邦彦は、言うまでもなく『明治天皇と日露大戦争』の監督渡辺邦男の息子である。