田村正和が亡くなったそうだ。前にテレビで『地方紙を買う女』を見たが、台詞がほとんど聞こえず、もう引退すべきだなと思った。そのように、彼の台詞には、もともと欠点があった。だが、その彼でも、良いと思える映画があった。
1965年の『この声なき叫び』である。監督は市村泰一で、共演は香山美子だった。題名の通り、聾唖者の青年が、実母殺しの嫌疑をかけられるミステリーで、これは台詞がないので、大変に良かったのだ。身体障害者ものなので、地上波テレビで放映することは難しいだろうが。この映画の原作が、西村寿行だと言うのだから、驚いてしまうが。
1965年の『この声なき叫び』である。監督は市村泰一で、共演は香山美子だった。題名の通り、聾唖者の青年が、実母殺しの嫌疑をかけられるミステリーで、これは台詞がないので、大変に良かったのだ。身体障害者ものなので、地上波テレビで放映することは難しいだろうが。この映画の原作が、西村寿行だと言うのだから、驚いてしまうが。