『大忠臣蔵』に勝新太郎が出ていて、俵星玄蕃を演じていた。江戸の町で、町娘の岡田可愛が悪党にからまれていて、そこを槍の俵星が助ける。それを千坂兵部の間者蘭の上月晃が見ていた。千坂の丹波哲郎は、手詰まりだった。大石が江戸に入っていたからだ。後は、彼を暗殺するしかないと思っていたが、その手練れの者がいないと嘆いていると、蘭が、「俵星がいる」と伝える。千坂の屋敷で、俵星が技を披露するが、その名の通り、俵を槍で刺して、投げるというのは、笑える。もちろん、俵星など架空の人物で、講談師の創作である。このシリーズは、1回ごとにゲストスターがいるが、ここでは勝新太郎である。そして、俵星の道場に大石が来る。大石は言うまでもなく三船敏郎で、ここで勝新太郎との対決になる。三船も、勝も当時は、スター・プロダクションをやっていて、これは二人の友情である。俵星の道場に弟子はろくにいず、小物の稲吉靖のみ。稲吉も、テレビの初期から出ている人で、こういうチンピラが専門。三船と勝の対決となるが、真剣になり、三船の大石は、勝の槍を途中で切り落としてしまう。俵星は、丹波のところに行き、切り落とされた槍を見せてわびる。「あんな奴は初めてだ」そして、丹波からもらった5両をうどんやを出すという岡田に上げて、自分はどこかに行き、江戸から姿を消す。監督は、元大映の西山元輝。
『大忠臣蔵』に勝新太郎が出ていて、俵星玄蕃を演じていた。江戸の町で、町娘の岡田可愛が悪党にからまれていて、そこを槍の俵星が助ける。それを千坂兵部の間者蘭の上月晃が見ていた。千坂の丹波哲郎は、手詰まりだった。大石が江戸に入っていたからだ。後は、彼を暗殺するしかないと思っていたが、その手練れの者がいないと嘆いていると、蘭が、「俵星がいる」と伝える。千坂の屋敷で、俵星が技を披露するが、その名の通り、俵を槍で刺して、投げるというのは、笑える。もちろん、俵星など架空の人物で、講談師の創作である。このシリーズは、1回ごとにゲストスターがいるが、ここでは勝新太郎である。そして、俵星の道場に大石が来る。大石は言うまでもなく三船敏郎で、ここで勝新太郎との対決になる。三船も、勝も当時は、スター・プロダクションをやっていて、これは二人の友情である。俵星の道場に弟子はろくにいず、小物の稲吉靖のみ。稲吉も、テレビの初期から出ている人で、こういうチンピラが専門。三船と勝の対決となるが、真剣になり、三船の大石は、勝の槍を途中で切り落としてしまう。俵星は、丹波のところに行き、切り落とされた槍を見せてわびる。「あんな奴は初めてだ」そして、丹波からもらった5両をうどんやを出すという岡田に上げて、自分はどこかに行き、江戸から姿を消す。監督は、元大映の西山元輝。