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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『アナコンダ』

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フリーのアナウンサーで赤江珠緒がいる。元は大阪朝日放送で、テレビ朝日の『モーニング・ショー』に出ていたが、今はTBSラジオで『たま結び』をやっている。赤江は、ルックスもだが、言動が可愛くて、私はラジコでよく聴いている。その赤江嬢が、男の子と最初に見に行った映画が、『アナコンダ』だという。自慢じゃないが、私は女性と映画を一緒に見に行ったことがほとんどなく、多分20回以下だと思う。芝居は、結構あるのだが。
              
この映画は、アメリカのテレビ・クルーが、ブラジルのアマゾン河上流の少数民族の取材に来て、川を遡行する。台船ののような船であるのは、水深の浅いところへも行くからだろうか。主人公は、女性テレビクルーのジェニファー・ロペスで、彼女は最後の化物との格闘まで、大いに活躍する。すべてが吹き替えを使っていないかは不明だが。途中で、変な密漁男のジョン・ヴォイドが乗り込んでくる。彼は、大蛇のアナコンダを生け捕りにすれば、1億円になると言う。「アマゾンのカーボーイ」だろうか。そして、次第に船は、アナコンダの生息地に追い込まれて行く。作品の真ん中辺で、姿を現したアナコンダとの最初のアクションがあるが、これで男性のディレクターが水中に消されてしまう。ここはスタジオで撮影されたと思うが、大変に上手く撮られている。アナコンダは荒れ狂うが、それと同時にジョンはさらに荒れ狂い、テレビクルーは、こいつを縛り上げて動けないようにする。
だが、最後に木造の廃墟のようなところに着くと、ジョンは縄を外してしまい、ロペスらを襲うが、そこにアナコンダが出てきて、ついにジョンは、大蛇に飲まれてしまう。すごい肉食なのだ。廃墟で、生き残ったロペスと黒人の男は、化物のような大蛇との最後の死闘になる。中で、一度飲み込まれたジョンが、口から吐き出されて、粘液に巻かれていて溶け出しているのがショックである。ともかく、この化物大蛇が非常にしつこくてなかなか死なない。結局は、煙突に追い込んで、火を付けて爆発させて殺す。すべてが終わった台船が川を再び遡行すると、未開人らしい種族が静かに姿を現す。ゲテモノ映画だが、大変に面白くて、意外にも見た感じは悪くなかった。赤江嬢と男の子は、どのように見たのだろうか。

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