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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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ロマンポルノ時代でも・・・

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1971年末に日活は、ロマンポルノ路線に移行したが、この時、実は他の路線もあった。一つは、大作路線で、『戦争と人間』を作り、日活系ではなく、洋画系で公開した。ただ、これは、続かなかったが最後に『落陽』を作ることになる。もう一つは、児童映画で、これは学校や地域で上映されるもので、結構作られた。ロマンポルノ中も、一般映画も作られていて、昨日書いた『炎の肖像』や『宵待草』、さらに『妹』『赤ちょうちん』『バージン・ブルース』の秋吉久美子3部作も、一般映画だった。中には、梢ひとみの『スケバンデカ・ダーティー・マリー』も、ポルノではなく、一般映画だったそうで、これは少々驚いた。公開当時、「これはすごい笑える題名だ」と言った友人がいた。
         
もっと凄いのでは『アマぞネスVS片腕ドラゴン』という、ある村をアマゾネス軍団が襲い、それを片腕のドラゴンが村人を指導して勝つというイタリア映画もあった。この法的には少々問題があるが、『七人の侍』をヒントにした作品は結構面白かった。題名で最高作は、なんと言っても『ポルノ先天的欲情魔』だと思う。

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