1958年6月の鈴木清順監督映画、主演は左幸子、小林旭、浅丘ルリ子。左は、観光バスのガイドだが、BBSでもある。BBSとは、東陽一の名作『サード』に出てくる組織で、あそこでは少年たちに心の中で犯される連中として出てくる。
彼らは、保護司の下で活動するが、女性の保護司は婦人科医の清川玉枝、男は二谷英明である。左が、担当することになったのは、小林旭で、まだ美少年の面影がある。彼は、渋谷のチンピラであり、彼の子分は野呂圭介、対立する連中のボスは宍戸錠、小林の恋人は浅丘ルリ子と、後の「渡り鳥シリーズ」のメンバー。浅丘は、幼稚園の保母だが、そのお寺の幼稚園は、大映の映画でも出てきた。
左は、小林を更生させるためにいろいろと尽くす。浅丘は左に聞く「なんで、そんなに尽くすの」聞くのも野暮だが、左は、小林が好きなのだ。最後、小林は、絵が上手いことで、デザイン会社に就職できてエンド。小林と浅丘の姿を二谷と共に見て左は、「BBSはこれでよい」と言う。昔、渋谷のパルコで左幸子の映画特集が行われた時、左は出てきて言った。「『踏み出した春』とは、まるで自分のことのようで、いろいろと間違った道を歩んできた」と。左幸子は、本当にすごい女優だったなあと思う。
彼らは、保護司の下で活動するが、女性の保護司は婦人科医の清川玉枝、男は二谷英明である。左が、担当することになったのは、小林旭で、まだ美少年の面影がある。彼は、渋谷のチンピラであり、彼の子分は野呂圭介、対立する連中のボスは宍戸錠、小林の恋人は浅丘ルリ子と、後の「渡り鳥シリーズ」のメンバー。浅丘は、幼稚園の保母だが、そのお寺の幼稚園は、大映の映画でも出てきた。
左は、小林を更生させるためにいろいろと尽くす。浅丘は左に聞く「なんで、そんなに尽くすの」聞くのも野暮だが、左は、小林が好きなのだ。最後、小林は、絵が上手いことで、デザイン会社に就職できてエンド。小林と浅丘の姿を二谷と共に見て左は、「BBSはこれでよい」と言う。昔、渋谷のパルコで左幸子の映画特集が行われた時、左は出てきて言った。「『踏み出した春』とは、まるで自分のことのようで、いろいろと間違った道を歩んできた」と。左幸子は、本当にすごい女優だったなあと思う。