1962年10月の日活映画、当時人気上昇中だった吉永小百合と石原裕次郎を共演させるという意図で作られた作品。浅丘ルリ子が裕次郎の同僚の先生で、彼女と裕次郎と吉永との関係を描く作品。戦前から作られていて、最初の豊田四郎監督作品では、市川春代が演じた江波恵子が大変に話題になったとのこと。
この3人の他、先生には井上昭文、村瀬幸子、吉永の母親に三浦充子、その恋人に船員の北村和夫、裕次郎の下宿の夫婦に殿村泰司と武智豊子と多彩な脇役。さらに、東京で裕次郎が会う、浅丘の知り合いでの小沢昭一も、非常に面白い。
石坂洋次郎の原作では、女性の先生は、左翼的な人だそうだが、3本の映画にそれはない。いずれにしても、私生児で多感な江波恵子の大人へも成長を描くものだが、逆にみれば裕次郎の間崎慎太郎の成長を描くものともいえる。撮影は、長崎の活水女学院で行われたそうで、後の『夜霧のブルース』等と同じ場所が出てくる。浅丘と吉永の衣装が非常に良いが、森英恵だろうか。
この3人の他、先生には井上昭文、村瀬幸子、吉永の母親に三浦充子、その恋人に船員の北村和夫、裕次郎の下宿の夫婦に殿村泰司と武智豊子と多彩な脇役。さらに、東京で裕次郎が会う、浅丘の知り合いでの小沢昭一も、非常に面白い。
石坂洋次郎の原作では、女性の先生は、左翼的な人だそうだが、3本の映画にそれはない。いずれにしても、私生児で多感な江波恵子の大人へも成長を描くものだが、逆にみれば裕次郎の間崎慎太郎の成長を描くものともいえる。撮影は、長崎の活水女学院で行われたそうで、後の『夜霧のブルース』等と同じ場所が出てくる。浅丘と吉永の衣装が非常に良いが、森英恵だろうか。