今回の自民党の総裁選を見ていると、じつに「役者が不足」しているなあと思う。よくいう役不足ではない。
役不足というのは、大名題の役者が、軽い役柄を演じることで、その場合は他の演目で、重い役を与えたり、普通ではやらない役を演じさせたりする。立役に、女形を演じたりするもので、贔屓からは喜ばれて、御馳走とよぶ。
だから、「本来は市長が来て挨拶するところ、変わって区長の私が挨拶させていただくのは役不足ですが・・・」などと言うのは、完璧な間違いなのである。これでは、区長の方が市長よりも偉い、ということになってしまうのだ。
昔、小沢一郎が強かった時、「時代劇の悪代官みたい」だと言われた。今回の菅、石破、岸田の3人は、誰も役者がふそくしているなあと思うのだ。
役不足というのは、大名題の役者が、軽い役柄を演じることで、その場合は他の演目で、重い役を与えたり、普通ではやらない役を演じさせたりする。立役に、女形を演じたりするもので、贔屓からは喜ばれて、御馳走とよぶ。
だから、「本来は市長が来て挨拶するところ、変わって区長の私が挨拶させていただくのは役不足ですが・・・」などと言うのは、完璧な間違いなのである。これでは、区長の方が市長よりも偉い、ということになってしまうのだ。
昔、小沢一郎が強かった時、「時代劇の悪代官みたい」だと言われた。今回の菅、石破、岸田の3人は、誰も役者がふそくしているなあと思うのだ。