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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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欧米人の考える日本女性

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丹波哲郎の本には、『007は二度死ぬ』のロンドンで撮影の時、イギリス側がいきなり「浜美枝を下す」と言ってきたとある。
もちろん、ギャラは払うのだが、下すというのだと言ってきたとのこと。
この時は、東宝の田中友幸が「浜美枝を下すなら、東宝は日本で配給しない」と言って取り消しになった。
当時、ユナイト映画の日本には、水野晴夫がいたが、上映館は東宝系なので、もとに戻したのだろう。
丹波も、「なぜ浜を下すと言ってきたのか分からない」としているが、これは浜美枝がアジア的、日本人的に見えなかったからではないかと思う。
彼女は足も長いし、顔も面長で日本人的には見えない。
その点では、猫顔の若林映子の方が欧米人の考える日本人女性だと思う。

前にも書いたが、富士宮の国際貿易研修センターで研修を受けた時の講師の一人が言った。
「世界中の女性で、タイ人の女性が一番きれいだ!」と。
ある日曜日に、富士宮のマクドナルドに食事に行くと、彼が子供たちと一緒に来ていた。
彼曰く「ディスイズ ザ モースト エキサイティグ・プレイス イン フジノミヤ!」
そして、彼の妻を見ると、どう見ても中国人的なのだ。
タイには、中国系の人も多いので当然なのだが、彼ら欧米人が考える日本人、アジア人の典型は中国的なのだ。
映画界で見ても、日本人で唯一アカデミー助演女優賞を受賞したのは、ナンシー梅木だが、この人もやや中国的な感じだった。



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