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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『七人の刑事』

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TBSの人気番組の映画化、堀雄二、芦田伸介、城戸英夫、佐藤英夫、美川洋一郎、菅原謙二、天田俊明の7人が全員出ている。
冒頭、倍賞千恵子と早川保が横浜の山下公園等を散歩していて、「あれっ、警視庁の話なのに・・・」と思うと、翌日朝戸山が原で女性が殺されていて、7人の刑事が来る。

            

現場の自動車のタイヤ痕などから、自動車修理工の早川が容疑者になる。
女性は、六本木の売春婦であることが分かり、そこで遊んでいたボンボンとして平尾正章も嫌疑が掛けられるがアリバイがあり白になる。
倍賞の姉はモデルの瞳麗子で、そのスタジオに刑事が来たことから、瞳は早川との付き合いをやめろという。
いつもの毎朝新聞の記者園井啓介が出てきて、倍賞と早川を助ける振りをするが、本当は特ダネを取るものだったことが分かる。
途中で、売春婦のヒモで清村耕二が出てくる件があるが、彼もアリバイがあって白。
この辺は、NHKの『事件記者』と混合した部分もある。

最後、もちろん、早川保は犯人ではなく、別の男が逮捕される。
早川は、倍賞千恵子との横浜でのデートの後、「君がほしい」として多摩川付近の旅館に入るが、倍賞に拒否される。
「結婚まではだめ」であり、その後早川は、六本木で娼婦と会ったために、嫌疑が掛ったのだ。
当時「婚前交渉は是か非か」というバカバカしい議論があったが、倍賞千恵子が拒否していなければ、早川は犯人の疑いを掛けられることもなかったのだ。
チョイ役として、中村晃子が餃子屋の店員、香山美子が、園井の住むアパートの隣の娘で出てくる。
脚本長谷川公之、監督大槻義一。
衛星劇場

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