1958年の松竹映画、銀行員佐田啓二が週刊誌の懸賞に当選し3万円を得て、国鉄の周遊券で東北、北海道の旅行に行く。
自動車修理工場の高橋貞二も、金を貯めて周遊券を買って旅行に出た。
要は、道中記で、「弥次喜多」以来の旅行記もので、1970年代には松竹や東映でフランキー堺や渥美清の「旅行シリーズ」もあり、今テレビでやっている旅行物の元祖だろう。
途中で、桑野みゆきと岡田茉利子に出会い、岡田には札幌の富豪の息子永井達郎が横恋慕するが、最後は無事佐田啓二と岡田茉利子が結ばれる。
桑野には、ハワイに行った叔父の息子と許嫁だったが、その男がアメリカ人の女性と一緒になったと、謝りに花菱アチャコと高橋とよ子夫妻が来る。
花菱は、美空ひばりの『東京キッド』でも、ハワイ帰りの二世を演じていたが、そういう感じがするのだろうか。
そこで、東京に出ていきたい桑野みゆきは、高橋貞二と一緒になることが示唆されて終わる。
なんとも能天気な映画だが、脚本は山田洋次と野村芳太郎。
この佐田啓二と高橋貞二は、共に自動車事故で死んでしまう。
鉄道利用だったなら死ななかったのにと思う。
衛星劇場
自動車修理工場の高橋貞二も、金を貯めて周遊券を買って旅行に出た。
要は、道中記で、「弥次喜多」以来の旅行記もので、1970年代には松竹や東映でフランキー堺や渥美清の「旅行シリーズ」もあり、今テレビでやっている旅行物の元祖だろう。
途中で、桑野みゆきと岡田茉利子に出会い、岡田には札幌の富豪の息子永井達郎が横恋慕するが、最後は無事佐田啓二と岡田茉利子が結ばれる。
桑野には、ハワイに行った叔父の息子と許嫁だったが、その男がアメリカ人の女性と一緒になったと、謝りに花菱アチャコと高橋とよ子夫妻が来る。
花菱は、美空ひばりの『東京キッド』でも、ハワイ帰りの二世を演じていたが、そういう感じがするのだろうか。
そこで、東京に出ていきたい桑野みゆきは、高橋貞二と一緒になることが示唆されて終わる。
なんとも能天気な映画だが、脚本は山田洋次と野村芳太郎。
この佐田啓二と高橋貞二は、共に自動車事故で死んでしまう。
鉄道利用だったなら死ななかったのにと思う。
衛星劇場