『虹をつかむ男』を見るが、こうまでにノーズロ的に 映画を賛美されてはさすがに白ける。
これを西田敏幸ではなく、渥美清が演じたとしても、無理があると思う。
映画についての映画と言うと、なぜ『雨に唄えば』が出てくるのだろうか。
昔、原田真人監督で『インディアン・サマー さらば映画の友よ』の中でも、川谷拓三が「雨に唄えば」を再現していた。
主人公の重田尚彦は、最近見たことがないが、現在はどうしているのだろうか。恋人は浅野温子だったと思うが。
浅野は、その後も活躍しているようだが、重田の名は聞いたことがない。
当時は、松竹系の数少ない青春スターの一人だったのだが。
ところで、この西田が経営している映画館は、オデオン座であるが、かつて東京にもオデオン座チェーンがあった。
新宿をメインに、東亜興行がやっていたもので、珍しいのでは荏原中延にもあった。
今、阿佐ヶ谷のラピュタの前は、スポーツクラブになっているが、ここは以前はオデオン座だったところである。
ここでは、第七病棟の芝居を見たことがある。