さくらももこが亡くなり、ちびまる子ちゃんについては多く書かれているが、NHKで放送されたドラマについてはほとんど書かれていないので、ここに書いておく。
1992年の正月に放送されたドラマで、富田靖子がさくらももこを演じた。
なぜ、これを憶えているかと言えば、正月に当時4歳だった長女と家で二人だけで見たからだ。
なぜ二人だったかと言えば、前年の年末に1歳になったばかりの次女が肺炎になってしまい、病院に入院した。
1歳になったばかりとのことで、母親も付添いで入院したので、家には私と長女だけが残されたのだ。
それが分かった時に長女が言った台詞が傑作、
「私のご飯はどうなるの!」
おせち料理と、近所に住んでいる料理上手の祖母が来てくれることになったので、長女の心配は、杞憂に過ぎなかったのだが、その瞬間の彼女にとっては大問題だったらしい。
そして、1992年の1月2日の夜、『さくら家の人びと』が放送され、長女と二人で見たが、結構面白いドラマだったと記憶している。
この時のディレクター松岡孝二君は、結構期待された演出家だったが、その後ある事情でNHKを辞めたと聞いている。
長女は、去年結婚し、次女も就職して関西にいる。