昨日は、都立小山台高校の3年の時のクラス会があり、武蔵小山まで行く。
会場は小山台会館で、これはもともと学校内に同窓生が寄付したというプーㇽの用地があった。
そこを約20年前、校舎全体を建て替えた時に、東京都所有以外の財産があるのはまずいとのことで、売却し、その金で武蔵小山に同窓生会館を作ったのだ。
愛校精神など全くない私には、高校に土地を寄付したなど、信じがたいが、昔の城南地区の人にとっては地元の中学(東京府立8中)としての誇りがあったのだと思う。
さて、出席者は22人で、50人だからかなりの出席率で、死んだ者は2人のみ。
この中で、いろいろと話していて思い出したのは、小山台高校には、「補習科」というのがあったことだ。
これは、卒業して大学受験したが合格できなかった生徒が入れるクラスで、1教室分あった。
ここに行って翌年無事東大に合格した加藤君に聞くとみな「4年生」と言っていたそうだ。
もちろん、私も入学希望の書類は出したはずだが(授業料が異常に安かったのだ)、運よく早稲田に受かってしまったので行くことはなかった。
聞くと、授業は現役の大学の先生で、非常にレベルの高い授業だったとのことだ。
卒業後1年目のクラス会に出ると、浪人した連中が東大や東工大にみな合格しているので、非常に驚いたが、この補習科のお力があったようだ。
今では、到底あり得ない仕組みだろう。