浜川崎線(現在は南武線支線と言うらしいが)に新たな駅の「小田栄駅」ができるそうだ。
この線は、南武線の尻手駅から分岐して浜川崎方面に行く路線で、私は母の実家が矢向だったので遊びに行くとき、尻手駅の向こう側に止まっている車両をいつも見たものである。
この路線の周囲でマンションの開発が進み人口が増えたからだそうで、同様に横浜市鶴見区、神奈川区などでも工場跡地がマンションになり、人口増が続いている。
さて、この南武線の尻手駅が出てくる映画がある。
成瀬三喜男と川島雄三が共同監督した『夜の流れ』である。
赤坂の料亭が舞台の女将の山田五十鈴と娘の司葉子の話で、草笛光子、水谷好重(現二代目水谷八重子)らの芸者が入り乱れる結構にぎやかな映画である。
だが、店の板前三橋達也を司葉子は好きになるが、彼は実は母の山田と出来ていたという苦い味の作品である。
最後、司は、そうした大人の世界を知って芸者になり、その披露の姿でエンドマーク。
この中で、草笛光子は雑誌記者の男北村和夫と不幸な夫婦生活をしていて、やっとのことで離婚する。
だが、草笛は、北村に駅のホームから線路に飛び込む無理心中されてしまう。
その駅は、南武線の尻手駅なのである。
ぎりぎりまで電車が来て飛び込むので、どうやって撮ったのか不思議に思うシーンだが、一度画面を止めるなどの技術を使用した撮影だと思う。
そうしたテクニックに凝るのが好きな川島雄三らしい撮り方である。
国道を跨いでいる高架駅なので、尻手駅に間違いないだろう。
この線は、南武線の尻手駅から分岐して浜川崎方面に行く路線で、私は母の実家が矢向だったので遊びに行くとき、尻手駅の向こう側に止まっている車両をいつも見たものである。
この路線の周囲でマンションの開発が進み人口が増えたからだそうで、同様に横浜市鶴見区、神奈川区などでも工場跡地がマンションになり、人口増が続いている。
さて、この南武線の尻手駅が出てくる映画がある。
成瀬三喜男と川島雄三が共同監督した『夜の流れ』である。
赤坂の料亭が舞台の女将の山田五十鈴と娘の司葉子の話で、草笛光子、水谷好重(現二代目水谷八重子)らの芸者が入り乱れる結構にぎやかな映画である。
だが、店の板前三橋達也を司葉子は好きになるが、彼は実は母の山田と出来ていたという苦い味の作品である。
最後、司は、そうした大人の世界を知って芸者になり、その披露の姿でエンドマーク。
この中で、草笛光子は雑誌記者の男北村和夫と不幸な夫婦生活をしていて、やっとのことで離婚する。
だが、草笛は、北村に駅のホームから線路に飛び込む無理心中されてしまう。
その駅は、南武線の尻手駅なのである。
ぎりぎりまで電車が来て飛び込むので、どうやって撮ったのか不思議に思うシーンだが、一度画面を止めるなどの技術を使用した撮影だと思う。
そうしたテクニックに凝るのが好きな川島雄三らしい撮り方である。
国道を跨いでいる高架駅なので、尻手駅に間違いないだろう。