雑誌『出版ニュース』の8月上旬号に『黒澤明の十字架』の紹介が出ていると言うので、記事を見にるために、非常な暑さの中、なんとか中央図書館に行く。
『出版ニュース』の清田義明編集長には、図書館にいる時に、「著作権法を整備してレンタル・ブックを」の提言で大変お世話になった。
この時の、私の提言が元で、著作権法が改定されて、本と雑誌にも貸与権が適用されるようになった。
意外に思うかもしれないが、著作権の中に貸与権が設定されたとき、その適応対象は、レコードのみで、本と雑誌は江戸時代から貸本屋があるので対象外、また映画には昔から頒布権があるので適用されなかったのである。
最近、TSUTAYAやゲオでレンタル・コミックが展開されているが、それは一応私の提言の性だと思うと、少し嬉しくなる。
さて、『黒澤明の十字架』の紹介は、Book Guide のページで、左の真ん中だった。
さすがに清田さんのご配慮が感じられた。
感謝せねればなるまいとあらためて思った。