最近、街頭でも電車やバスの中でも、ペットボトに直接口を付けて飲んでいる人を見かける。
この瓶の口に直接に唇を付けて飲むのは、ラッパ飲みといい非常にみっともない仕草の一つで、コップや茶碗に注いでから飲むのが正しい飲み方だった。
だが、現在では若者はもちろん、高齢の女性までもが、ペットボトルを布製のカバーで包んで持ち運び、堂々とラッパ飲みしている。
私が、日本の女性で、この飲み方を最初に目撃したのは、1991年夏のウォーマッド横浜の時だった。
パシフィコ横浜の会議センターのロビーを、秋吉美ちるが、コーラをラッパのみしながら、サンダルで歩いていた。
この女は、相当にいかれているな、と思った。
母の秋吉敏子さんも、娘の躾、育て方はあまり上手くいかなかったのだなと同情した。
さらに、この時は、国連ピースメッセンジャー都市会議の関連イベントとして、実は私が企画して、秋吉敏子バンドのコンサートもやった。
その際には、数年前に亡くなられた元横浜市職員で、東大の教授になった都市デザイナーの北沢猛からは、
「すごい感激したよ!」と激賞された。
だが、久しぶりにビッグ・バンド・ジャズを見た私には、
「ジャズってこんなにつまらない音楽だったの!?」という感想しかなかった。
その意味では、企画者としての目を恥じたのであるが。