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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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「東京12チャンネル最初のプロ野球中継」

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1966年7月、大学1年の私のところに、12チャンネル運動部ディレクターの若松さんから電話があり、

「今度、局で初めてプロ野球中継を神宮球場から中継放送するので、そのアルバイトに来てくれ」

と言われ、東京タワー下のテレビ局に行った。

若松さんは、私の兄の中学時代の同級生で、野球部の仲間の一人で、よく知っている方だった。

行くと、サブに連れて行かれ、モニターの前に座らされて、画面を見ながら、投手のS、B、O、つまりすちりストライク、ボール、アウト(現在は、ボールとストライクの順序が逆だが)の表示を釦を押す仕事だった。

あの画面に出る表示は、自動的に出るものではなく、アルバイト等の担当がモニターを見て出しているものなのだ。

だから、甲子園の高校野球では、多数の担当者を使用するためか、押すのが間違ったり、遅かったりすることが見られる。

                                   

私が、その後も運動部のみならず、美術部でもアルバイトをしたが、当時は「東京番外局」と言われた12チャンネルが、テレビ東京になり、今日も阪神・広島のクライマックス・シリーズを中継しているまでになっているのは、まことに喜ばしいことである。

 


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