公開時に見たのは、監督がアビルドセンだったからで、『ロッキー』のように面白いと予測したが、相当に満足した。
要は、『ロッキー』のように弱く見えるのが、実は強いというので、その元は『座頭市』である。
ロスにいるモリタとダニエルが、モリタの父が危篤とのことで、故郷の沖縄に戻って来る。
そこのモリタの故郷の宮城村を支配しているのは、元ライバルだったサトウで、町や村を支配している。
ただ、撮影はフィピンだったとのことで、衣装やセットの感じが違うが、まあ許せる範囲だろう。
そして、なぜか急に嵐が来て、村を襲うが、そのなかでサトウとミヤギは和解する。
だが、サトウの甥の男は、満足せずダニエルと戦う。
このときのダニエルの戦法が、デンデンだいこで、皆が太鼓を回すのが大いに笑える。
やはち、日本的なものを挿入しないと日本的な映画におさまらないのだろうか。