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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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どちらも誤解している 名古屋城エレベーター問題

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名古屋城の復元工事で、エレベーターが5階までないことをめぐって差別発言があったようだ。

また、河村市長らの対応にも問題があったらしい。

だが、私は、どちらにも組しない。

                                         

もともと、城の天守閣に、お殿様は登らないものであることを知らないのだろう。

たまには登っただろう、だが普段は下の居室にいて政務をとっていたのだ。

その証拠に、江戸城天守閣は、明暦の大火で焼け落ち、令和の今日に至るまで作られていない。

なぜか、必要がないからである。

戦国時代なら、敵の発見、さらに攻撃に向けて天守閣は意義があったろう。

だが、戦争がなくなり平和になった江戸中期以後では、天守閣は、城主の権威と金力を示すだけになったからである。

だから、明暦の大火の後、幕府の老中たちも、天守閣再建よりも、江戸の町の復興に力を入れたのだ。

今回の名古屋城再建では、2階までは、昇降機で障碍者も行けるとのことなので、それでよいのではと私は思う。

本当に最上階まで行きたい障碍者は、テレビのCMの「引越社」の赤井英和のような力持ち男を雇って登ればよいのではないかと思うのだ。

私は、4級の障碍者だが、2階で十分だと思うものだ。


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