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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『ピラニア』

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以前に録画しておいたのを見る。

 

                                                 

1978年のアメリカ映画の『ピラニア』、制作は、元日活の女優の筑波久子で、話題になったが、われわれの世代では、もう昔の人だった。

なにしろ、石原裕次郎以前のスターなのだから、ただこの女性も慶応出のインテリなのだ。

南部の山の中に若いカップルが遊びに行って、奇妙な池を見つけ、泳ぐと死んでしまう。

それは、すぐに終わって、その二人を捜索する会社の若い女性が、また森に来る。

要は、探偵社みたいなものだと思うが、彼女は、森に来て、そこに一人で暮らしている変な男と知り合い、二人が消えたらしい池に行く。

彼は言う、

「軍隊が殺人魚を養殖していて、淡水魚のピラニアを熱帯や海でも生息できるように実験したのだ」と言う。

それは、ベトナム戦争用で、ベトナムの川や海に放して武器とするためだったが、戦争が終わったので、放棄した実験だったとのこと。

たしかに、日本の風船爆弾ではないが、戦争は異常なものを研究させて実験するもので、サリンや原爆もそうだ。

そして、その池は、ダムにつながっているが、定期的に放流されるもので、下流には子供たちがいるサマー・キャンプの川辺に流れていき、まず何人かの少女が犠牲になる。

さらに、リゾート開発をしているインチキな会社があり、そこに遊びに来た大人たち、ビキニの女が被害にあって大騒ぎになる。

この辺の女優は、本業なのか、あるいは映画に出られるとのことで、タダで集めた素人なのかと思う。

最後は、下流に毒薬の工場があり、そこから毒液を放流して、ピラニアは全滅する。

低予算映画だが、音楽はイタリアのピーノ・ドナッジョという名手を使っている。

チャンネル12


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