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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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正月の新年会

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私の父は、大田区で小学校の校長をやっていたが、脳梗塞で倒れるまで、任地の小学校(馬込小学校)の教職員を全員呼んで正月の新年会を家でやっていた。

たぶん、1月3日だったと思うが、その学校の職員全員が昼間に来た。

そして、御節料理を出すのである。だから、そのために年末に家では、父は兄と一緒に餅を突いて作っていた。

               

さらに、母親の指揮の下で、3人の娘が御節料理を作り、もちろん酒も出していた。

家は、明治時代の作りだったので、唐紙を開ければ、20人以上が入れる広さがあったのだ。

手数はともかく、それなりにかなり予算は掛かったはずで、母親は、「12月のボーナスはこれで消えた」と言っていたそうだ。

父は、酒もたばこも一切やらない「堅物」だったので、日頃付き合いのない職員たちへの年に一度のサービス、職員管理法だったのかもしれないが。

ちなみに、私は横浜市役所に40年間いたが、上司の家に呼ばれたのは、1回だけで、自分の家を建てたとのことで、その局の管理職、と言っても10人以下だったが、呼ばれたのだ。


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