1991年8月に、パシフィコ横浜で行なわれた国連ピースメッセンジャー都市会議の誘致で、1990年にポルトガルのリスボン市に行った。
ホテルに着くと、日本大使館から電話があり、大使がお会いししたいと言っているので、来てくださいとのことだった。
「こちらは、横浜市の下僚なので」とご辞退したが、現地のJETROの所長に聞くと
「大使は、とても気さくで良い方なので、ぜひお会いになっては」とのことで、リスボン市への公式日程が終わると日本大使館に行った。
そこにおられたのは、平岡千之大使で、作家三島由紀夫の実弟だった。
三島よりは、少しふくよかだったが、小柄でほんとうによく似ていた、当然だが。
どのような話をしたかはよく憶えていないが、「カンラカラカラ」という大きな笑い声も、三島に似ていたと思う、もちろん三島由紀夫に会ったことはないが。
平岡千之氏は、外務省での最後は、赤坂迎賓館の館長だったと思う。