今日の朝日新聞の夕刊に、こんにゃくのことが出ていた。
大学のとき、英語の教師が、アメリカ人が下手な日本語を話すと、
「彼と彼女が婚約しましたを、彼と彼女がこんにゃくしました」と言ったが、本当だろうか。
こんにゃくで、擬似性交することがあるのかと思ったものだが。
さて、冗談はさておき、こんにやくには、相場がある。
こんにゃくは、多年草で、毎年取れないので、あるとき高騰すると、それっと作りすぎ、その何年後かは作りすぎで、暴落するのだそうだ。
だから、相場が成立するらしい。
町場のこんにゃく屋さんは、大体は相場をやっているので、金持ちなのだそうだ。
昔、横浜に「はまっ子」というタウン誌があったが、その二代目の発行者は、磯子のこんにゃく屋だったと編集者の渡辺光次君から聞いた。
磯子や南区には、いまでもこんにゃく屋が多いが、これは水を使うからだと思う。
昔、南区の市会議員で酒井豊四という人がいたが、この人はこんにゃく屋で、多分まだやっていると思う。
この人は、議長になって4年間居座ったので、大変に評判を落とした方で、その後まったく自民党でも相手にされなくなった人だった。
議長の任期は、本来は議員の任期と同じなので、4年やっても良いのだが、慣例で2年で辞めることになっていたためだった。
今でも吉野町の堰神社には、この方が寄付した石の小さな門柱が立っている。