1977年の戦争映画、1944年秋に連合軍がオランダで実行したが、成功しなかった「マーケット・ガーデン作戦」を描く。
この作戦の失敗で、連合軍の英米側は、ドイツ進軍が遅れ、ベルリン陥落はソ連軍にされてしまう。
ジョゼフ・E・レビンという独立プロデューサーのものだが、米英のスターが次々と出てくる。
公開時に横浜のピカデリーで見たが、あまり面白くなかった作品。
ただ、終わりの方のライン川渡河作戦になると、ライアン・オニールとロバート・レットホードが出てくる。
まさに当時、人気だった若手スターのご登場。
さらに、最後はショーン・コネリーとダーク・ボガードの対話で終わる。
誰か歌舞伎の専門家の本で、『忠臣蔵』の「判官切腹」の場で、やっと最後に由良之助は駆けつけて来るが、ここは「遅かりし」ではなく、適当な場での登場なのだとのことだ。
この映画の二人の名優の登場も、きわめて的確な時間での登場なのである。
「マーケット・ガーデン作戦」は、立案したイギリスのモントゴメリー将軍の見通しが甘かったことなのだろうか。
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