7時半すぎ、巨人・阪神戦を見ていると、花火の音が聞える。
みなとみらいでやっている花火大会である。
前は、7月20日にも商工会議所主催の花火大会があったが、横浜市の補助金が出なくなると中止になってしまった。
8月の花火大会は、神奈川新聞の主催で、元は大桟橋、山下公園でやっていたが、場所が狭いので、みなとみらいの臨港パーク前面でやっている。
まだ、大桟橋でやっていた二回目のことだと思う。
産業貿易センターの8階のコンベンションビューローの部屋で、招待した都内のコンベンション関係者と一緒に見ていた。
15分くらい経ったとき、すごい花火が見えた。ほぼ水平に花火が光り、そしてまさにひまわりのように空に破裂した。
「すごい新種だな、こんなの見たことがないな」と言いあった。
と、打ち上げが止り、水面を消防艇がサーチライトで何かを探している。
そして、ここで終わった。
花火の打ち上げの筒が破裂して爆破し、水平に打上げされてしまったのだ。
この事故で、職人が死んだ。
この日は、午前中は雨で、土管の筒が湿っていて、何個か花火を打上げている内に熱くなり割れてしまい、爆発したのだ。
これで、以後はできなくなるかと思うと、翌年からも実施されるようになった。
この大会は、申し込み制で、希望者は自分たちの名を連呼されて打上げられるからで、市民の多数の申込みが続いたからである。
花火大会は、意外に金のかかるもので、警備とゴミ処理に大変な予算がかかるのだ。
市民主催の大会が続いているのは、まことに喜ばしいことである。