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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『肉体犯罪海岸・ピラニアの群れ』

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1973年の日活ロマンポルノ作品。タイトルに水槽のピラニアが金魚を食べるカットがある。

                       

湘南海岸のピラニアと呼ばれる不良の連中4人、リーダーは中村良二で、その恋人は梢ひとみである。

海辺に豪邸があり、小泉郁之助が、娘の潤ますみと住んでいて、女房は絵沢萌子で、当然夫の目を盗んで、娘の婚約者と若い男とできてている。

ピラニア達は、豪邸に押し入るが、その方法は、家人の声が鍵になっているので、絵沢の声をテープレコーダーに吹き込んでいて、それで開ける。分厚い扉は、ガスバーナーで焼き切るという乱暴な方法。

そして、ピラニアたちは、絵沢、潤、そして女中らを次々と強姦し、部屋に閉じ込める。

だが、翌日、小泉の会社の職員が定例で来て、事件を発見し、双方で撃ち合いとなる。

だが、その時、中村は、娘の潤を連れて、逃げてモーターボートで海へ出て行く。

この二人は、元は恋人同士だったのだ。

それを知って怒った梢は、やはりボートで二人を追い、そしてボートをぶつけて二人を殺す。

そして、叫ぶ「バカヤロウ!」

あまりできは良くないが、私は監督の西村所五郎の2作目の1966年の『帰ってきた狼』を思い出し、その後編のような気がした。

衛星劇場

 


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