喜多條は、早稲田の文学部で、1960年代の中頃は結構有名人だったらしい。
友人の下川博も、よくデモで見かけたといっていた。
『神田川』がヒットして映画化されたが、これはひどいものだった。
日活の制作の岡田裕が行くと、
「もう東宝に売りました。でも次のがあります」で、映画化されたのが『妹』で、この藤田敏八監督、秋吉久美子主演作は傑作になった。
昔、ある若い知合いが、「1970年代の風俗が分かる映画がないか」と聞いてきたので、この『妹』を推薦しておいた。
原宿、鎌倉、早稲田、民芸品や原宿のフリーマケットなど、実によく当時の風俗が捉えられていると思う。
対して『神田川』は、松浦健郎の弟子中西隆三が書いた古くさいものだった。ここでは、男の草刈正雄は、中流だが、女の関根恵子が貧乏人というのがひどかった。
この曲は、中産階級の学生同士の恋のことなのに。
またしても肺がん、やはりタバコだろう。禁煙は必要だ。
JIJI.COM|作成: 時事通信社
喜多條忠さん死去 「神田川」作詞家、74歳:時事ドットコム
かぐや姫の「神田川」などのヒット曲で知られる作詞家の喜多條忠(きたじょう・まこと)さんが22日午前6時、肺がんのため横浜市の自宅で死去した。74歳だった。大阪府出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻輝...
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