先日、あるところで飲んでいて、ある上司のことを思いだした。
その方は、普通の人だと思っていたが、退職後に会った課の女性の話では非常に嫌われていたと言うのだ。
その理由は、セクハラで、宴会の時など、お尻を触ってくるので、皆隣に座るのを嫌がったと言うのだ。
「へえー」と思ったが、人は分らないものだと思った。
この「むっりスケベ」というのも、今や死語だろう。
かつては、嵐寛寿郎の当たり役で、「むっつり右門」捕物帳があり多数作られたが、これは無口な役だった。
今では、昔は口数の少ない人間の代表だった相撲取も、インタビューにすらすら答えるようになっている。
誰もが、言語の障害もなく、ペラペラ話す時代となったのだと言うことだろうか。