今回の総選挙で、日本維新の会が増えた。前回の選挙の時は、希望の党の騒動の余波で少なかったので、大体この程度だと思う。
また、安部・菅政権から岸田政権に変わったことで、ネット右翼的な部分が自民から維新に流れたとも言える。
つまり、維新は、自民党に物足りなさを感じた連中が作るもので、これは絶えず存在する。
自民党は、かつては国民政党で、全国民を相手としていたので、極端な右翼的、あるいは新自由主義的政策はなかなか取れなかった。
それが、小泉純一郎以後、新自由主義的政策になり、穏健な部分を切り捨ててきた。
だが、まだまだ不足だと思う連中が維新の会を作ってきたと思う。
今回の維新の勝利には、横浜では、1区で、自民の松本純が、コロナ騒動で無所属になり、選挙区で立憲の篠原に負けたので、比例復活できず、維新の浅川が比例復活したという例もあった。
ただ、東京1区で小野が比例で勝利したのは、高所得者が多い地区なのでと考えられるだろうが、私はそうではないと思う。
維新の支持者は、コンビニやウーバーなどで働いている非正規の労働の者が多いと思う。
彼らは「今は、俺はこんな仕事をしているが、いずれミュージシャンかユーチューバーで偉くなるぞ」と思っているような連中が多いと思うのだ。
彼らにとっては、自民も立民も当然に敵であり、既得権益者である。
新自由主義と排外主義こそが日本の将来と思っているに違いないと思う。
かつてナチスを支持したのが、ドイツ社会の底辺の人間だったように。