小幡さんが亡くなったと聞いたのは、週半ばだった。今は、議員が亡くなっても新聞に出ず、今日補選が実施されると出た。
小幡さんは、今ではかなりユニークな議員だった。なにしろ、政策が日教組憎しだけなのだからすごい。
私は、金沢区役所に4年いて、まったく接点はなかったが、聞こえてくる噂はあまり良いものではなかった。
だが、その前の図書館の部長の時は、常任委員会に出ていたので、顔は合せていた。
いつも質問していたが、どんな問題でも最後は「日教組が悪い」となってしまうのが笑えた。
いまや、組織率30％以下の日教組が悪いと言ったところで、どんな意味があるのだろうか。
やや、古いとしか思えなかった。彼が、このようになったのには理由がある。
それは、横浜市会では、民社党が結構強かったのだが、それは日産労組の力だった。
だが、小幡さんは、労組とな関係なく、民社党本部の職員から議員になったのだ。
その意味では、大きなバックはなかったので、極端な言動になったのだろうと思う。
彼が、力を発揮したのは、中田宏市長が生まれた時で、数少ない与党の代表的人物だった。
小幡さんの死で、もう旧民社党の議員は、瀬谷区の花上喜代志さんだけになったわけだ。