かつて日本社会党には、左翼バネがあると言われていた。これは、1950年代以降、社会党は、選挙で負けるたびに、ドンドン左に行き、国民の支持を失ったと言うことだ。
菅義偉内閣崩壊の、今回の自民党総裁選を見ていると、自民党には右翼バネがあると言わざるをえない。
その代表は、言うまでもなく、安部晋三が高市早苗を支持すると言うことだ。
高市早苗は、その思想性の右翼性はともかかくとして、夫婦別姓に反対なのに、山本拓と結婚していた時も、高市姓を名乗っているおかしな人間だ。国会議員は別だというのだろうか。
2001年に小泉純一郎が首相になったとき、小沢一郎は、「これで自民党は最後だ」と言った。
それから20年後で、この小沢一郎の言葉は正しいように思える。
安部晋三の最後の切札が、高市早苗なのだから、自民党に人材はいないなと思うしかない。
河野太郎、岸田文雄、そして高市の誰が自民党の総裁になっても、代わり映えはしない。