昼に埼玉テレビで『荒野の素浪人』を放映している。勿論、三船敏郎が峠九十郎を演じる三船プロのテレビ映画であり、三船の他に大出俊と坂上次郎がレギュラーで、梶芽衣子が準レギュラーという感じである。
この日は、甲州に水晶を取っている山があり、そこを悪党が襲うのだが、その一人に村松克巳さんが出ていた。
村松さんは、早稲田大学劇団演劇研究会の先輩で、何度か出てきた林さんの同年で、役者をやっていた方である。
卒業後は、津野海太郎らと共に「六月劇場」を作り、その後は「黒テント・演劇センター」の中心的役者として活躍された。
そんな芝居で、もうかるわけもなく、東映やテレビの映画で悪役をやっていた。
また、奥さんがデザイン会社で働いていたとこと。
非常に真面目な方で、演技もやや硬い感じだった。
2001年にガンで亡くなられている。まだ、60代だった。