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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『赤ずきんちゃん気をつけて』

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昔、川崎の銀星座で見て、あまり良い印象を受けなかったが、今回見てそう悪い作品ではないと思った。東宝の枠内で、森谷四郎監督は努力していたと思う、どう違うことをやるかと。
                       脇役だが、この頃東宝によく出ていた富川徹夫の他、広瀬昌介、朝比奈尚幸、台詞なしだが結城美栄子など小劇場の若手が多数出ている。そして、一番気になった役は、主人公岡田祐介の兄で、東大法学部出の師として出てくる、おそらくは丸山真男教授をモデルにした人である。彼は、監督堀川弘通氏の兄の堀川直義さんではないだろうか。元は朝日新聞にいて、この頃は、成城大学の教授だったが、本当に丸山真男によく似ている。
話は、1970年に東大の受験が中止になった時のことで、ドラマは大したことないが、風俗的には貴重な映像が沢山出てくる。音楽がいずみたくというのも、東宝的ではないものを狙っていたと思う。女主人公の森和代は、岡田とおなじで演技は下手だが、非常にかわいい。森本レオにとられてしまったのは、まことに残念なことだった。日本映画専門チャンネル

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