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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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3年前は

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今日の3年前は、東日本大震災が起きた日である。

あの日、そんなことが起きるとは何も知らず、私は午前中職場の図書館に休みを取り、横浜南税務署に確定申告を出しに行った。

横浜南税務署は、以前は、その名のとおり南区の真ん中の蒔田にあり、そこに出しに行ったことも何度かあった。

だが、20年くらい前に金沢区の福浦に移転し、南区の跡地は南地区センターや公園になっている。

2011年3月11日の午前中に確定申告を出し、午後は栄図書館に戻っていた。

そして午後2時45分すぎ、私はカウンターにいたが、急に大きく揺れだし、

「これはまた脳梗塞が起きて倒れるのか」と思った。

だが、地震だった。

3時半すぎには、20人くらいいた利用者に臨時閉館を告げて館を閉めた。

そこからが実は大変だった。

まず、電話ができない。

栄区は、東電の区域では横浜ではなく鎌倉市のエリアになっているらしく、30分ほどで停電になってしまい、電気のリレー機で動くようになっている電話は掛けることができなくなつた。

後に、1本だけ普段は館の案内電話が局と直接通じている線だとわかったが、そのときは知らず、携帯電話で中央図書館と連絡しても、もちろん繋がらない。

そこからいろいろあったが、大船から始発のバスになんとか乗り、3時間近くかかって南区の吉野町に着いた時は、10時半を過ぎていた。

遅い食事をして部屋を開けるとびっくり、本箱の上段に置いてあった本が全部落ちていた。

また、CDラックが倒れていて、全部飛び散っていた。台からテレビは落ちてアンテナ線等でやっとつながっていた。

電子レンジが冷蔵庫から落ち、冷蔵庫のドアが開き、少し傾いていた。

落ちていた本等の整理には数ヶ月かかり、未だにCDには、どこに行ったのか不明なものもある。

ともかく正直「参ったなあ」という感じだったが、福島、宮城、岩手の人の比ではあるまい。

今年の今日は、まだ確定申告の書類作成が終わらないので、なんとか頑張って終わるようにすることにしよう。

 


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